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ウォッチメン

ウォッチメン


【解説】
80年代後半に発表されたアメリカの人気グラフィック・ノベルを驚異のビジュアルで実写映画化したヒーロー・ミステリー。世界中で起きた歴史的事件の陰で<監視者>として活動し、“ウォッチメン”と呼ばれたスーパーヒーローたちが存在していたもうひとつのアメリカを舞台に、彼らが次々と何者かに消されていくという謎の行方を、彼らの活躍の歴史と心の葛藤を織り交ぜながらスタイリッシュかつダークな世界観で壮大に描き出す。監督は「300 <スリーハンドレッド>」のザック・スナイダー。





【あらすじ】
かつて、“ウォッチメン”と呼ばれる者たちがいた。彼らは<監視者>となって世界の重大事件に関わり、人々を見守り続けてきた。だが1977年、政府によりその活動を禁止され、ある者は姿を消し、ある者は密かに活動を続けていくことに。1985年、未だニクソン大統領が権力を振るい、ソ連と緊張状態にあるアメリカ。10月、ニューヨークの高層マンションからエドワード・ブレイクという名の男が突き落とされ、無惨に殺された。そして、そのそばには血の付いたスマイルバッジが。スマイルバッジは、かつてブレイクがスーパーヒーロー“コメディアン”として活躍していたときのトレードマークだった。現場に現われた“顔のない男”ロールシャッハは、事件の背後に陰謀の臭いを嗅ぎとり、すぐさま“ウォッチメン”と呼ばれたかつての仲間たちの周辺を独自に調べ始めるのだったが…。



制作年:2009年
制作国:アメリカ
上映時間:163分
原題: WATCHMEN
監督:ザック・スナイダー
主演:ジャッキー・アール・ヘイリー
   ジェフリー・ディーン・モーガン
   ビリー・クラダップ
   パトリック・ウィルソン
   マリン・アッカーマン
   マシュー・グード
   カーラ・グギーノ




【感想】

さっそく映画館で見てきましたよ♪(そしてDVDでも)
超期待作だったからさ♪
だけどね…
ぶっちゃけここまで感想に困る作品も久しぶりだorz
これじゃ僕の感想なんかじゃ伝わらない部分も多いと思う。


まずこれはアメコミ原作(厳密にはグラフィックノベル)なんだけどね。
原作の評価が非常に高い作品なんだよ。
これは見ないわけにはいきませんね。
実は製作決定した随分前のころから期待してた。
でも『スパイダーマン』や『X-MEN』とかのヒーローものとは大きく違う。
一言で言えば、社会派ヒーローもの。
『ダークナイト』以上にダークでシリアスを追求してて、『シン・シティ』みたいなテイスト。
アクション映画とゆうより推理サスペンスのが近いかなとおもうくらい。
哲学的だし。
人間描写がやたら濃い。
評論家ウケが良いのもうなずける内容。


ただね、予備知識がないと理解に苦しむほどの難解さ。
で、エロ・グロなんでもアリのバイオレンスのR-15指定。
さらに上映時間が2時間40分(オリジナル版は3時間越えらしい)とかなり長い。
その上、日本とアメリカの見解の相違。
それらのことから一般ウケしそうにないな…というのが率直な感想。
コアな信者が多いようなカルト的な作品になりそう。
見る人を選ぶ作品と言えばわかりやすいかな?



ウォッチメン 画像 キャラクター


●キャラクターについて

この作品で描かれる“ヒーロー”と言うのはスパイダーマンやデアデビル、スーパーマンのように特殊能力に目覚めたりはしていない。
どちらかと言うとバットマンやアイアンマン寄りで普通の人間だけどただ強いってだけの集団。
約1~2名を除いてね…
基本的にくせ者ぞろいで、まっとうなヒーローとは言い難い連中だよ。

↑画像の左側から順番に


☆コメディアン :エドワード・ブレイク

この作品のキーマン。
一言で言うと暴漢。
Q.え?ヒーローじゃないの?
A.ヒーローとは思いたくない

正義の名の下に暴力を振るうようなやつさ。
特に下半身は…制御不能
仲間でもレイプする人。
いわゆる最低野郎。
しかし、彼の隠れた正義感が事件の真実にいち早く気づき、最初に抹殺されることに。
スマイルバッチがトレードマーク。
この世の汚れを知っているからこそすべてをジョークにしようとしていることが“コメディアン”の名の由来。
やっている事はむちゃくちゃだけど、それなりに正義感を持っていて魅力的。
1回見ただけだとこのキャラクターの良さはわからないだろうね。

ウォッチメン 画像 銃を構えるコメディアン


☆2代目シルク・スペクター :ローリー・ジュピター

一応ヒロインポジション。
最年少(それでも大人w)
個性的なキャラクターが多い中この人はまともだった。
最初はDr.マンハッタンと同棲してたけど、
最終的にはナイトオウルとToLOVEるってた。
格闘センスもなかなか。
ストーリー的にはラスト明かされる彼女の親の正体に衝撃!
だが、酸素が菌になるほどの奇跡かどうかは…


☆Dr.マンハッタン :ジョン・オスターマン

チート能力者×青い露出魔。
核実験の失敗により粒子化。
その後なぜか再構築され超人として復活。
本人曰く「肉体の再構築は私が最初に覚えた技だ」
さらに念力・過去未来透視・分身・テレポート・巨大化などの能力を所持。
そして不老不死。
Q.え?人間じゃないの?
A.神です

ここまで文字通りなんでもアリなキャラクターを見たのは初めてだ。
地球でいじめられたら火星にひきこもり。
現実逃避のスケールがパねぇww
人類にはマネできねぇな!!
だが人としての心を失っていくキャラクターとして描かれている。
そこが深い。
まぁ個人的に問題はそんなことじゃあないのだよ
基本全裸なんだが…
股間にぶらぶらしたものが見えるのだが…
修正しろよっ監督wwww
KAKUSE!!

ウォッチメン 画像 青い露出魔


☆オジマンディアス :エイドリアン・ヴェイト

“世界一賢い男”の異名を持つ。
平和主義者。
早い段階でヒーロー家業を辞めて実業家に、金儲けに走るキザ男。
自分たちのヒーローグッズを商品化して社長にまでなる。
↑関心したね~いいアイデアと思うよ。
でも、撃ち出された弾丸を掴むなど明らかに常人離れしたスペックを持つ。
Dr.マンハッタンを省いたら実は最強のキャラクターなんじゃないかと思う。


☆2代目ナイトオウル :ダニエル・ドライバーグ

フクロウをモチーフにしたと思われるコスチューム。
というかバットマンのパクり?
キャラクターとしてはいわゆる普通な感じ。
ウォッチメンの中ではまとも。
一番わかりやすいヒーロー行為をしているキャラでもある。
しかし引退から復活までが遅い…なんか無気力感あったね。
なんか普通すぎて他のメンバーに比べて魅力的に思えないってのが僕の印象。
飛行船から降りるシーンがすごくカッコいいとは思った。
地味に冬用コスチュームが存在してて笑えるww
まぁ寒いから仕方ありませんねww

ウォッチメン 画像 刑務所戦



☆ロールシャッハ :ウォルター・コバックス

僕の一番お気に入りキャラ。
おそらくこのストーリーの主人公に当てはめるなら彼しかいない。
風貌はとてもヒーローとは思えない。
黒いトレンチコートにハット、そして模様が常に変化し続けるマスク。
超ハードボイルドじゃぁないか!!
どんな激しいバトルシーン後でもすぐハットを拾って両手をポケットに入れて、何事もなかったような立ちポーズ。
格好良すぎじゃぁないか!!
キャラとしては…“ヒーロー”と言うより“狂人”かな。
仲間からも「あいつイカれてるから」とか言われる始末。
自分の信念の為にはどんなやり方でもする人。
で残酷。
敵の罠にハマって慌てふためく姿は萌えた。
あぁ~どう考えてもヒーローじゃないな。
でもラストのロールシャッハの言う“正義”が一番僕の心に響いた。
あなたの散り様最高にかっこよかったです。
ウォッチメンで一番魅力のあるキャラクターは間違いなくロールシャッハだ。

ウォッチメン 画像 罠に落ちたロールシャッハ




●ストーリーについて

まず、基本設定といいますか
歴史上の事件の裏にはウォッチメンが暗躍していたっていう舞台背景はおもしろい。
でも現実の歴史とはズレてて、完全なパラレルワールドって扱いね(そりゃそーね)。
おもしろいのは現実の歴史とかなり似せてあるって点。
しかし、僕には政治的・歴史的教養がないから全然気づかなかったorz
ニクソン?誰それ?って感じで…
なんかもったいない圧敗…

で、ヒーロー稼業をやってる自意識過剰なやつがわんさかいた時代なんだが、
突然ヒーロー活動を禁止する条約が成立したわけだ。
それでヒーロー達が1人、また1人と表舞台から消えていかざるを得なくなった。
そもそもそんなにわかりやすいヒーローがいっぱいいたのか!?って思うね。
アメリカのヒーローはコスプレ好きだから仕方ないにしても、そのコスプレが政府公認な時代があったことに笑える。
そういえば1人コスチュームの羽根がドアに挟まり射殺されたヒーローとかいたな。
いや…ダメでしょwww

それからしばらくして、元ウォッチメンの1人コメディアンが何者かに襲撃され高層マンションから転落死する事件が起きる。
それがすべての始まり。
誰が殺したのか?
なぜ殺されたのか?

…という流れをロールシャッハ視点で展開される。
キャッチコピーの1つに
「誰かが我々のスーパー・ヒーローを殺している。」
ってのがあってさ、
最初は“ヒーロー狩り”が予想される感じなんだけど、実際は真実がわかるにつれて巨大な陰謀があることがわかるって感じになる。
僕としてはヒーロー狩りで引退してたヒーロー達が再び集結して立ち向かうってアツイ展開が希望だったんだが…それじゃあ従来のヒーローものと変わりませんね。
この作品はヒーローものと言いつつイメージされるヒーローもの映画とは180°違う展開を見せる。
立場的にはシャマラン監督の『アンブレイカブル』と同タイプかな。

ウォッチメン 画像 コメディアン殺害


そんなこんなで前半は説明ばっかり。
舞台背景の説明からキャラクターの説明になって
コメディアンの死後、残りのウォッチメンそれぞれの回想シーンなってコメディアンがどれだけ酷い野郎かというのを長々見せられる。
これが時間軸も飛び飛びだし。
ストーリーも進展しないし。
もうわからないだらけに感じられた。

さらに厄介なのは…『X-MEN』の時もそうだったけど、
1人のキャラクターに呼ばれ方が複数あるって時点でキャラクター名をまず覚えるのにかなり苦労する。
例えば…オディマンディアスがヒーロー名で本名がエイドリアン・ヴェイト。
これが、同じ人だけど相手によってオディマンディアスって呼ばれたり、エイドリアンって呼ばれたり、ヴェイトって呼ばれたりするから混乱する。
さらに2世代にわたってるキャラもいるからなおややこしい。


しかし後半は俄然おもしろくなった。
前半は置いてけぼり展開なんだけど、後半にはしっかり謎がつながるようになっている。
いろいろわかってくるとほんとおもしろくなる。
キャラクターとか丁寧に時間かけて描いていたからこそである。
(時間かけすぎな気もするがww)
ラスト20分がようやく本題って感じだ。



ウォッチメン 画像 マンハッタン誕生


●テーマ

で、一番大事なのは…この作品のテーマはめちゃ深かったってこと。
ほんとうの“正義”とはなにか?ほんとうの“平和”とはなにか?
を考えさせられました。
まず“ウォッチメン”の意味…この作品では“監視者”
善良な市民を見守るってこと
…では、監視者は誰が監視するのか?
ってのがキャッチコピーにもなるように主題。

ヒーローのしていることが常に正義とは限らない。
そして正義とはひとつとは限らない。

そういうことでしょう。
これを見ていたらデスノートの夜神月がしていたことの“正義”も正義としてはアリなんだなぁって気になる。
そして本作、もしウォッチメンのメンバーそれぞれの思う“正義”の定義が食い違っていたら…
それがこの終盤の展開。

↓以下ネタバレ反転

コメディアンを殺害したのはウォッチメンメンバーのオジマンディアスだった。
彼がすべての黒幕で、冒頭のコメディアンを殺害したのも彼の仕業だ。
だが彼のした事は間違ったことではなかった。
よく二者択一な展開で出てくる《1人殺して1万人救うか、1人助けて1万人殺すか》…つまりそういうことです。
絶対的な平和の為の犠牲なら仕方ないと考えてたのです。
しかしその考えに納得しないナイトオウルとロールシャッハはオジマンディアスを止めに行きます。
そしてラストは元仲間同士の戦いとなるのです。
ここらでありがちな展開なってきたなと思ったら、やっぱりこの作品は僕たちの想像のはるか上をいっていた…
オジマンディアスは言う「私をそこらの漫画の悪役と一緒にしないでくれ。計画なら35分前に実行済みだ。」
やられた・・・・
阻止できなかったのだ。

だが、彼は仲間1人(Dr.マンハッタン)と数都市消滅させることで勃発目前だった核戦争を回避させた。
結果的に世界は平和になった。
しかし、そのやり方に一番反対していたロールシャッハは、世間に公表すると言い立ち去ったところオジマンディアスに共感したDr.マンハッタンに裁かれた。
“正義”の食い違いでヒーロー同士が潰し合う…
だがその裏で世界は確実に平和になっていた。
ヒーローを否定し、大量殺戮で作りあげた平和…
世間の知らない犠牲で作り上げられた平和…
これはほんとうに正しかったのか…
これこそコメディアンの言うジョークであってほしかった。

すごく考えさせられる重いテーマでしたね。


↑反転おわり


ウォッチメン 画像 殺害場面




●映像表現

『300』のザック・スナイダー監督なだけあってヴィジュアルが素晴らしかった。
特にアクションシーンはすごいスタイリッシュで映像も綺麗だったし
スローモーションとか多用して見ごたえあった。
これは映画館で見て正解だったなぁって思うほどの迫力。

場面場面もコミックのシーンを細部にわたって再現してるし。
かなりのこだわりが見えたね。

音楽も懐かしい選曲で非常にセンスがいい。
暴力シーンのBGMで軽めのポップな曲を使用するミスマッチさがまた逆にすごい。
すべてがジョークに見えてくる。

もうこれは娯楽作品というより芸術作品の域にまで達していると言っても過言ではないだろう。




●予告編





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[ 2010/01/02 00:00 ] バイオレンス | TB(1) | CM(2)

はじめまして!!

光さんこんばんは!
銀幕大帝α管理人のヒロ之です。
先日は御訪問ありがとうございました。

相互リンクの件、ありがとうございます。
当方、リンク完了致しましたのでご報告しておきます。

劇場新作から話題にならないB級まで幅広くご鑑賞されていますね~。
私は専らDVDレンタル専門ですけど、劇場新作の評価は、今後のレンタルする際の参考になりますので、とても有難いです。
3か月前に開設されたとの事ですが、これからの運営頑張って下さいね。
楽しみにしています。

因みに、この『ウォッチメン』は私も大好きです。
異色のアメコミ映画ですが、奥が深くてとても堪能しました。

ではでは、今後もよろしくお願い致します♪
[ 2010/02/05 01:04 ] [ 編集 ]

コメ返~ヒロ之さん

はい。これからもよろしくおねがいします。

相互リンクの件はありがとうございました。
更新頻度は遅いかもしれませんが運営がんばります。



ウォッチメンはほんと考えさせられる作品ですよね。
ロールシャッハは渋くてすごくかっこいいです!

TBありがとうございます!

[ 2010/02/07 00:10 ] [ 編集 ]

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ウォッチメン

WATCHMEN/09年/米/163分/劇場公開 監督:ザック・スナイダー 出演:マリン・アッカーマン、ビリー・クラダップ、マシュー・グード、カーラ・グギーノ、ジャッキー・アール・ヘイリー、ジェフリー・ディーン・モーガン、パトリック・ウィルソン <ストーリー> ?...
[2010/02/05 01:04] URL 銀幕大帝α









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